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どうもどうもー。
ツシマです。

メルモールのブラッシュアップ手帳術のステップ3、「計画する」についての記事シリーズです。「計画する」は、「自分のやりたいことや目標までの道順を確認する」がゴールです。

今回の記事は、「目標があって、計画をたてる時に覚えていておきたいこと」で、計画を立てる際の補足記事になります。気持ちの話が多いです。

「決める」ということについての例に出した平和と戦争の話が適切かどうかは難しいところですが、「決める」「選ぶ」ということについて深く理解していただくためであり、他意はありません。ご理解いただけたらと思います。

1.選択と、その結果

A.「最悪な平和」と「まだマシな戦争」

YouTuber/作家/オタクである岡田斗司夫さんが9月に自由学園で講演をされました。自分も、動画を拝見することが多いです。

自由学園では9月後半に平和週間を設けているらしいのですが、今年は岡田さんを呼んで「最悪の平和」と「まだマシな戦争」、どちらをあなたは選びますか?と思考実験を含む講演がなされたようです。

今回の記事は、この講演をベースにお話していきます。↓の動画もしくは記事いずれかをご覧になった上で、また戻ってきてください。話の内容にはしんどい部分もあります。無理はされないでください。

岡田さんのチャンネルでは前半が上がっています。

1時間半近くとまあまあ長いけど、ご本人の本編をお聞きいただくほうが確実です。

最寄りが丘のメディアや


出典…「最悪の平和」か「まだマシな戦争」か 自由学園の「平和週間」で岡田斗司夫さんらが講演 by ひばりタイムズ

切り抜きでも話の前提の説明は聞けます。

すごい余談なんですけど、この自由学園は自分の家から歩いて行ける距離にありまして、めちゃくちゃに広い敷地なんです。とにかく広い。さらに家人曰く、自由学園出身者は思考が柔軟で個性的な方が多いとのことでした。
ツシマ
ツシマ

さて、前提について↑の動画か記事で確認されましたでしょうか。

B.どちらの選択肢を取るか?と考える時に起きること

あなたはどちらの意見でしょうか。ここで少し考えてみてください。動画のコメント欄にも、いろんな人のいろんな意見が見られますので参考にするのも良いでしょう。あなたが選んだ選択肢と逆の選択肢の方の意見もぜひ、参考にしてみましょう。

どちらも正解ではありません。講演そのものも、あくまで思考実験のため正解は用意されていません。

「決めなければならない」となったときどちらを取るか。どちらの選択肢を選んでも誰かは死ぬ。誰かが死ぬハメになる。

「どちらかを選ぶ」…何かを決めるとき、下記のようなことを考えると思います。

メリットorデメリット
良い結果と悪い結果
被害者は誰か、加害者は誰か
立場・どちら側につくのか
予想される、短期的or中長期的な影響
資産・資源
実行力
可能性・未来予測
実行時の負担感
後悔
達成感
福祉の存在
多様性(考え方や人間性にとどまらない、あらゆるものの)
信条・信仰
運・状況の変化




C.「決める」は「断つ」こと

今回の記事では、講演の中で岡田さんが仰った

「本当はこういうことを こういうめちゃくちゃしんどいことを決めるのが 政治なんですね。」
出典)【コメント募集中】最悪の平和 と まだマシな戦争 岡田斗司夫ゼミ#458(2022.10.2)自由学園講演 2022/9/20 by 岡田斗司夫YouTubeチャンネル

政治に例えて仰っていた、この一言にフォーカスしてみます。

「最悪な平和」と「まだマシな戦争」の思考実験ではどちらかを選びますが、こんな考え方もあるでしょう。例えば

現時点では「最悪な平和」を選択した。経済を苦にした毎年2万人の自殺者が出続け、それは増えるだろうと予測されている。すぐ「まだマシな戦争」はしない。戦争準備を入念にする。福祉や国内の経済対策も出来る限りする。しかし…約5年後にまだ自殺者数が横ばいもしくは増加傾向だった場合、経済復興を目指した「まだマシな戦争」を起こす計画だ。

といった選択です。この選択をした時に、状況の変化が起こったと仮定します。

しかし、3年経った頃に特定の産業で技術革新が起こった。偶然、自国民に適性のある者が多くその産業は栄え、世界での競争力が上がり経済状況は改善した。福祉や経済対策も相乗効果が出て、自殺者はそれ以降年間1万人に留まった。「まだマシな戦争」は避けることが出来た。

国単位で考えると「合計で死ぬ人が何万人減ったね良かったね」ですけれど、特定の産業で救われず結果自殺した1万人の人たちは「さっさと戦争を起こしてくれたら」と思っていたかもしれません。けれど、戦場ですぐに死ぬかもしれません。

弱い立場の人たちが見捨てられる側になった場合、悲惨な結果になってしまいがちです。

現実の政治が行う政策実行の場面(選択)でも、こんなことが大なり小なり起きています。良い結果もあれば、憂き目を見る人も出ています。「決める」ことが重大な範囲に及ぶ、しんどいお仕事だと思います。

政治について議論するのは今回の記事の本題ではなく、「決める」ということの意味について考えて行きます
ツシマ
ツシマ

ここで、「決断する」という語源を見てみましょう。

 さて、この「決断」という言葉、実は「治水」と深く結びついていることをご存知でしょうか?
中国最古の王朝、夏(か)の始祖「兎(う)王」が行った治水がその語源なのです。

中略)

兎王は、学問と工夫により治水を見事に成功させましたが、それは蛇行する河川の一部を意図的に低くして大洪水の際に一部の土地に水を溢れさせ、下流に大きな被害が及ぶのを防ぐというものでした。要するに、兎王は一部の村や田畑を犠牲にするという「決断」によって大被害をなくしたのですが、この成功により兎王の治世は盤石なものとなり、「治水の祖」として歴史に名を残すことになりました。

 「決」の字義を調べると「夬」は手で分ける様子や割る様子を描いた象形文字で、それに「さんずい」(川)が付くことから「堤を切る」という意味であることがわかります。 しかし、どこで堤を切り、どの村を犠牲にするかを決めるのは覚悟の必要な難しい「決断」でした。

つまり「決断」とは「堤防を断つことを決する」という語意が転じて、覚悟を持って「はっきり決める」という意味になったのです。

by 川の話題 9「治水の始まりは「決断」から」 草野作工株式会社

つまり、何かを選ぶ・決めるということは、他を捨てる・断つということにもつながります。

2.人生の選択にも、同じことが言える

すぐ「最悪な平和」or「まだマシな戦争」を選ぶような、実際には今この場でどちらか100%の選択をする場面だけではありません。

先ほどの例のように「今は最悪な平和を選ぶが、出来る限りのことをして5年後にまだマシな戦争が出来る用意をする」のような、今は50%の選択をしておくという場面もあります。その場合、「今100%の選択肢を選ぶことで得られる即時性のメリット」は捨てています。

とどのつまり先ほどの思考実験や例えから分かることは、

何を選んでも、何かが得られる。そして別の何かを諦める

ということです。

しんどい例が続いたので、身近な例を出しましょう。ラーメンかチャーハンか悩んだ時。どちらも美味しい。どちらも食べたい。

ラーメンを注文した時、チャーハンは捨てています。
チャーハンを選んだ時、ラーメンを捨てています。

ミニラーメンとミニチャーハンを選んだ時、1人前の十分な量のラーメンかチャーハンかを食べたいという気持ちを捨てています。

1人前のラーメンとチャーハンを頼んだ時、食べ過ぎ・予算などの問題を抱えます。

複数の選択肢に迷いが生じた時、選択したからこそ捨てなければならなくなったもの・新たに抱えるもの…いろいろ出てくる。

食べ終わった後に「ラーメン美味しかった」などと満足出来れば、ラーメンを注文した過去の自分に「チャーハンも食べたかったけど結果的にラーメン美味しかった」と正解を与えることが出来ます。また、一度どちらかを選んだことで「チャーハンは今度来た時」と未来の自分に別の選択肢を提案出来る気持ちも芽生えます。

何か目標を見つけたい時、やりたいことを探したい時。どうしてもメリットとデメリットはあるでしょう。誰かに迷惑をかけてしまう問題点が出てくる場合もあるでしょう。AとBという選択肢があってどちらも希望する場合、まずAを選択して消化した後、Bを選択する。逆が良かったかな…?同時並行で少しずつAとBもやっていけば良かったかな…こんなことの繰り返しです。

「決める」というのは大なり小なりプラスにもマイナスにも影響が出るものであるが故に、あなた自身の…人生の重要な選択は極力あなた自身が決断するようにしましょう。

自身で決めたことならば、結果や後悔、得られるもの・諦めることにしたものへの納得感は大きくなります。納得感というものは大事です。

自分はチャーハンが食べたいと思っていたのに、グループの強権的なリーダーが「全員ラーメンで!」と問答無用で注文してしまったら納得感がめちゃくちゃ低い。でも自分で選んで注文すれば、納得感は出ます。

人生の大きな選択ではなおさらです。親や他人が決めた人生の選択に納得行っていない人の悲しい話はよく耳にするものです。

3.計画にも、同じことが言える

何かをやる…の連続である、目標に向けて計画を立てる時…ひとつひとつのToDoリストやスケジュールを作る際にも決める…つまり「選ぶ」「断つ」という考え方を覚えておきましょう。

何かに注力するということは、何かには注力しない…ヘタしたら放っておくということです。

3食すべてを手作りしながら部屋や衣類を常に清潔に保ち、フルタイムで働き、まだ勉強して副業で利益を上げようとする際に犠牲にするのは、体力と心の余裕や家族や友人とのゆっくりとした交流の時間です。

4.まとめ

・何かを選ぶ・決めるということは、他を捨てる・断つこと
・何を選んでも、何かが得られる。そして別の何かを諦める
・あなた自身の人生の重要な選択は極力あなた自身が決断するようにする
・あなた自身が選ぶことで納得感が得られる
・計画をたてる時にも「選ぶ」「断つ」という意識を

あなたの目標は、あなた自身が本当に心の底から求めるものでしょうか。その目標を選択するにあたって、捨てるべきものをいつまでも抱えていませんか。

溜飲を下げるだけの毎日を選んではなりません。あなたが、本当に向き合ったほうが良いものがあるはずです。あなたに、出来ることがあるはずです。

納得のいく、日々にしていきましょう。何でも良い、小さくても良い。自分で選んだ目標を持って過ごしていきましょう。

どうもどうもー。

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