
どうもどうもー。
ツシマです。
今は「その他の環境を変える・整える」についてのセクションのお話になります。「最適化」は、「自分のやりたいことに環境を最適化する」がゴールです。
今回の記事の目次
0.マインドセット
0-1.場所を分けるイコール、目的別に場所を変える
今回は、「場所を分ける」についてです。



メルモールのブラッシュアップ手帳術でも、以前から記事で「場所を分けろ、場所を分けろ」と繰り返しお話してきました。
何の場所を分けるんだ?というのは、目的別に場所を変えるということです。
テレワークになり、自宅のリビングで仕事をしていると家族がガンガン話しかけてきてしまって苦労した人。
学校の自分の机でお昼休みにお弁当を食べるよりも、食堂で食べたほうが何故だかリフレッシュ出来た記憶。
場所を変えて、スイッチを入れ替えしましょうというのが今日の本題です。特に、何かしらの努力や鍛錬を必要としている方にはうってつけです。モチベーションに頼りません。そこに移動するだけで始まるようにするための仕組みづくりです。
0-1.次の行動、本来したい行動に移せない要因のひとつ…境界線
大人であっても、だらだらと残業をしてしまったり、お風呂が冷めてしまうのにだらだらとソファでスマホを見てしまったり。
次の行動、本来したい行動をサッサと取れない原因に、下記についての境界線が曖昧orないor混じっているということが挙げられます。
・行動
・生活
・時間
・場所、もの
・人
ダラダラするのもご飯を食べるのも、あったまるのもちょっと横になるのも作業をするのも、全部こたつでしていませんか。ワンルームのちゃぶ台の前にテレビがある一人暮らしの部屋の人は、そこでご飯を食べ、娯楽とリラックス、そして勉強する。あらゆる目的がちゃぶ台ひとつに集約されていて、そんな家の人の勉強がはかどっている人を見たことがありません。
そもそも体力がないと次の行動や本来したい行動にサッサと移れない問題はありますが、この境界線曖昧問題はやっかいです。とはいえ、物理的に境界線をパキッと分けてしまえば解決しやすくなります。


0-2.場所を分ける。仕組化する
寝食分離…教育的な意味合いで
保育制度転換期における認可保育所の生活保育と食寝分離の意義と実態 : 東京都と地方都市(岡山市・福山市)の調査を通して
by 正保 正惠, 塩崎 賢明 by 日本建築学会計画系論文集
建築的な意味合いや介護的な意味合いでも寝食分離は言われます。が、教育的な意味でも食寝分離はされたほうが良いとされています。小学校に上がる前は、基本的生活習慣を身に着ける大事な時期であるため、
・食べる時は食べる
・遊ぶ時は遊ぶ
・学ぶ時は学ぶ
・寝る時は寝る
この切り替えのスイッチをきちんと学ばせるために保育所内の部屋は分かれたほうが良いのでは?ということも書かれているレポートが上記のものです。都内の保育所は場所が限られているので現実的に難しいよね…とも書いてありました。あと、食べる部屋を分けるのは保育士の作業負担軽減の目的もあるそうです。
切り替えスイッチは、繰り返し身に着けていくものであり、生まれ持って出来るものではありません。そして、身に着けたはずの切り替えスイッチは、簡単に崩れやすいものです。
ならば「場所を分ける」。こんな感じで、仕組化すれば良いのです。その環境を整えましょう。


1.場所作りは保育所づくりに学ぶ
「大人なんだから切り替えは出来ますよ」
いちいち切り替えのエネルギーを毎回発動させなくて良いようにしましょう。
「ここに来たら、これをやる」
「これをやりたければ、ここに来れば良い」
場所を移動するだけで、スイッチが入るように。理想は、保育所づくりに学びます。つまり、極力目的別に場所を分けます。
・食べる時は食べる
・遊ぶ時は遊ぶ
・学ぶ時は学ぶ
・寝る時は寝る
その場所でやれることを分けられるように、配置を変えましょう。置くものを変えましょう。
・食卓には食べる系のものしか置かないし、食事系のことしかしない
・ゲームをするときは、この場所に移動してからやる
・勉強するときは、勉強机に座る。その周りは、勉強に関係あるものしかない
・ベッドに行くときは寝るとき。
そして、その場所ではそれしかしないんだと繰り返し、繰り返し。慣れるまで続けます。そうすると、ちゃんとスイッチが入るようになります。
ワンルームでスペース的に難しい人もいると思います。せめて、あなたの
・目標に向かって頑張りたいこと
・仕事や勉強
・本当に好きなこと、やりたいこと
このスペースだけはリラックスする場所と絶対に分け、確保してください。特別な場所を作るのです。
2.仕組みには頼るけど、自分を・相手を信じてあげる
例え話ですが、他人の目がないと勉強しない子は山のようにいます。他人の目があってもこっちの雰囲気が甘い感じだったら喋り始め、こっちが厳しい感じで臨んでも手遊びしたり固まったりで勉強しません。本気でやれば数分〜十数分で終わる宿題ですら。もうあるあるです。
分からないことをすぐ質問出来るようにだとか、上記とかの理由で、保護者とダイニングテーブルに座って宿題をさせるご家庭があると思います。
一見優しいように見えますが、自分は全くそうは思いません。年齢が上がれば上がるほど…大人になっても学び続ける人間が生き残ります。「他人の目がないところでいかに学び努力し続けられるか」は差になって表れます。そして、質問に答えてくれる人間が目の前にいないことのほうが圧倒的に多い。
大人になっても、まあ見事に「他人の目がないと勉強しない子」に戻りやすいです。仕事や家庭で忙しいし、時間がそもそも確保しづらくなるのもありますが「勉強しよう」なんて思える余裕がある訳ですから1日10分くらいは確保出来るはずです。
・場所を移動してやるようにする
・やったかどうかをチェックする。出来たら、ちゃんと褒める(肯定してあげる)
・分からないなら調べる
・それでも分からないときに質問しにくる
・ちゃんと宿題や勉強をやれる人間なんだと信用していることを示す
・出来るようになるまで繰り返し行う
…で対策出来ないか。どんなに相手が小さくても、どんなに自分が大人であっても、出来るようになるまでは自己管理の練習をしましょう。勉強机で、ひとりで学習することの練習をするのです。場所を分ければやりやすくなります。繰り返し、繰り返し行って、自分の身体に覚えさせましょう。
チェックしたり褒めたりするのには、手帳やカレンダーが便利です。シールを貼ったり、色を塗ったり。一定以上たまったらプレゼントです!夏休みのラジオ体操に毎朝通うのも、一定以上通った子に贈られるプレゼント目的で行っていました。学ぶこと自体が喜びになるまでは、それで良いのです。
3.まとめ
モチベーションの上がり下がりに左右されないために仕組みで解決する。
・場所を変えて、スイッチを入れ替え出来るようにする
・そのための場所を作る
食べる時は食べる・遊ぶ時は遊ぶ・学ぶ時は学ぶ・寝る時は寝るで場所を変えられるようにする。スペース的に難しければ
・目標に向かって頑張りたいこと
・仕事や勉強
・本当に好きなこと、やりたいこと
このスペースだけはリラックスする場所と絶対に分け、確保する。
スイッチを体に覚えさせるために
・場所を移動してやるようにする
・やったかどうかをチェックする。出来たら、ちゃんと褒める(肯定してあげる)
・分からないなら調べる
・それでも分からないときに質問しにくる
・ちゃんと宿題や勉強をやれる人間なんだと信用していることを示す
・出来るようになるまで繰り返し行う


どうもどうもー。
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