
どうもどうもー。
ツシマです。
現在は最適化ステップの「健康」についてのセクションをお話しています。「最適化」は、「自分のやりたいことに環境を最適化する」がゴールです。
今回の記事の目次
0.マインドセット


これを読んでくださっているあなたも、例えばこんな経験をしたことはありますか。
・挫折
・苦境
・失敗
・失望
・喪失
・困難な状況
・イライラ
・未経験の事柄への緊張
今まで上のような経験があったにせよ
・乗り越えた
・正面から向き合って解決した
・流れに身を任せた
・自分なりに消化した
・自分以外の人が助けてくれた
・一部は解決し、一部はそのままになった
・忘れることにした
・気持ちを切り替えた
・一旦横に置いた
・忘れてはいないし思い出すとモヤっとするが、普段は忘れている
・根に持っている
・常にor時には思い出し、自分を引っ張る
・恨みを晴らそうと思っている
例えばこのどれかの結論に達し、その渦中からは抜け出て今を過ごしてらっしゃるかと思います。もしかしたら、今がまさにその渦中ですよという方もいらっしゃるかもしれません。
そして私たちは、似た経験をした人でもいろんな結果になる(気にせず過ごす人、その時は大変だったけど乗り越えた人、引きずりメンタルまで行く人など)のも目にしてきました。
今日は、乗り越えるときにカギになる「レジリエンス」についてのサワリをお話します。
レジリエンスとは,困難で脅威を与える状況にもかかわらず,うまく適応する過程や能力,および適応の結果のことで,精神的回復力とも訳される。
最新 心理学事典「レジリエンス」の解説
同じ経験をしても全然大丈夫か、すごい慌てふためくかの違いは「ストレス耐性」。例えヘコんでも、そこから乗り越えていこうとする思いや力、能力を総称したのが「レジリエンス」。心理学以外の分野でも使われる言葉ですが、今回の記事ではココロ的な意味のレジリエンス。
これから人生を送る中ではもちろんのこと、やりたいことや好きなことをやっていくとき・目標に向かってがんばるとき…想定外のことはどうしても出てきます。
レジリエンスが高ければ、きっと乗り越えられます。低いと、本当は好きなのに・達成したいのにその場から離れてしまう結果になりかねません。「ココロのチカラ」を養いましょう。
レジリエンス研修は、企業のメンタルヘルス対策や一部の教育機関で学生や生徒向けに取り入れられつつあります。私たちがこれから何かを成したいと思う時、レジリエンスという言葉を知っておくだけでもだいぶ良いんです。ので、今回サワリだけですがお話していきます。


レジリエンスを身につけておくと良いもうひとつのメリットは
「病は気から」とはよく言ったものだなあと感じることは誰しもあると思います。自分もそうです。さらに言うなら「気がダメだと病になる」という経験をしたことはありませんか?
何か凹むことがあった→なんかダルい
長期間ストレスのかかる環境にいた→身体の調子も崩した
最初はちょっとしたマイナスな出来事でも、そこから立ち上がらずにor乗り越えずに積み重ねてしまうとメンタルの不調につながる。身体の弱いところに出る。うつ病など精神疾患まで行くと長期化する。長期化した精神疾患は社会生活を脅かし、命の危険にもつながる。そんな事例は後を絶ちません。
「気をダメにしない」。そのためにもレジリエンスを学びましょう。そして、レジリエンス力を高めましょう。
※補足)
もちろん、本当にダメなことはダメなので
・被害
・ハラスメント
・犯罪の被害
・人道に外れたことをされる
これらは「乗り越える」とはまたちょっと別で、戦う…と言いますか関係機関とも連携をとる必要がプラスされますので今回は除外します。「悪い人」というのは、残念ながらいます。あなたという大切な存在を何とも思わず踏みにじるような人には、それなりの対応をしたほうが良いと思います。
1.レジリエンスがある状態


実は、これを読んでいるあなたにはすでにレジリエンスはあります。
例えば「思い通りにいかない」事案が発生したとします。
・2歳
かんしゃくを起こし、泣きわめく。ヘタしたら長時間引っ張る。なんなら毎日それ。
・大人
「ああそうなのか」と感じる。多少モヤっとはしても、他の代替案を考えるか、説得するか、取りやめる。
たま〜に思い通りにいかないと大声を出して威圧する人は大人でもいますが、まあ多くの人が大人になって思い通りにいかない事案が発生すると大人側の対応になる方がほとんどでしょう。
2歳は人生経験がとにかく少なく、ちょっとしたことがパニックです。自分の気持ちを言語化することも慣れていませんし、そもそも言語力も弱い。泣きたくもなりますよ。「その程度のことで大声で泣く?そんなに被害者ヅラする???」と感じるくらい周囲は大変ですが、本人にとっては大ごとだし、本当に被害者だと感じることが続きます。そりゃあワーワー毎日大変です。
たくさんの場数を踏み、人生経験を積んでいくと、
モヤっとする→いったんヘコみはする
他の代替案を考えるか説得する→解決へ向けて行動する
取りやめる→潔く身を引く
結果、ヘコんでいる感覚は解消される。この経験が次に生かされる。レジリエンスがある状態です。あなたも、ある状態です。
レジリエンスは、6つの力で構成されているそうです。
1. 「ストレス対応力」我慢強さや心身の健康
2. 「楽観性」物事の良い面が見られるポジティブ思考、柔軟性や環境への適応力
3. 「共感力」他者の気持ちを理解し繋がっていける力やコミュニケーション力
4. 「問題解決力」思考力、分析・判断力や十分な知識
5. 「自尊心」自己効力感(自信)やモチベーション維持につながる目標
6. 「実行力」行動を持続する力や他者を巻き込む影響力
株式会社 深谷レジリエンス研究所
言葉にされると「そんな高尚な力持ってないよ〜」と感じちゃいますが、大なり小なり多くの方は持っています。すでに持っているレジリエンスをさらに高めていくことでより多くの・より大きい挑戦をすることも可能になります。失敗を糧とすることが出来ます。
レジリエンスが低い状態で経験する数々の失敗は誰にでも降りかかります。そこで引きずり、こじらせてしまっては本当にもったいないです。でも、こじらせた後の人でも遅くはありません。高めていけば良いのです。いつからでも、始められます。
Kindle Unlimitedなら無料で読めます↓しっかり知りたい方はこちらから
2.どう強くしていくか
より積極的にレジリエンスについて学びたい方は、そういった機関のコーチに相談するほうがベターです。例えば…
・深谷レジリエンス研究所(企業向け個人向けあり)
・実践行動学研究所(主に教育機関)
・レジリエ研究所(企業向け個人向けあり)


レジリエンスについてはいろんなところでいろんな研究が進められており、歴史のある概念ではありません。実際、上でご紹介したところも全て「研究所」という名前が付いています。これからより研究が進んで、精神疾患まで進むほどの人が減るような未来が来ますように。
ですので、これから説明する「レジリエンスを強くする方法」は確立されたものではありませんし、各所で言われていることをメルモールなりに統合して簡単に言っているということはご承知おきください。
2-1.場数を踏む
小さなことから始める
↓
たくさん経験をする。量をこなす
↓
「挑戦」をし続ける
↓
規模を大きくしていく
↓
経験を積み上げる
↓
挑戦した経験が糧になる
↓
自信になる
↓
そうしてきた自分を振り返り、認める
↓
このループを繰り返す
2歳児とオトナの対比の、アレ(経験⇄学び)を意識的に・自発的に回します。小さなことをたくさん経験することで、小さいストレスを乗り越える経験をたくさんすることにもつながります。それは、メンタルも強くすることに繋がります。
アルバイトに入ったばかりの頃を思い出すと、先輩はイレギュラーにもどんどん対応していく姿を思い出します。例え先輩自身も未経験の事案でも。それは今まで経験したたくさんのイレギュラー事案を乗り越えてきた経験と実績があるからではないでしょうか。


2-2.知識をストックする。教えを請う
RPGで例えると
小さい村・ショボい敵
↓
ちょいデカ村・まあまあ手強い敵
↓
最後のデカ山・ラスボス
知識をストックする…このゲームでのやり方・進め方・敵の倒し方が分かってくる
教えを請う…攻略を調べる。先人の知恵を借りる。先にクリアした人に教えてもらう。
そうすることでクリア出来たことがありませんか。乗り越えなければならない状況になったときこそ、ゲームに例えてこのふたつを意識しましょう。
知識のストックは、1の「場数を踏む」ときにも蓄えられます。学びがあった際は、必ず言語化してノートや手帳にまとめておくことが重要です。SNSに残しても良いでしょう。必ず、後々参考になります。
先ほどのアルバイトの先輩のように、先輩・先人・先生・師匠・メンターがいると心強いです。乗り越えたことのある人の言葉は、あなたが乗り越えるときにとても役立ちます。「乗り越えた」後の人生を知ること・そして、自分もそこに行ける・乗り越えられると信じることが重要です。
より多くの・大きい挑戦を成し遂げたいときは特に、先生やメンターを探しましょう。
2-3.仲間をつくる
友人はまた別。仲間。
思いや熱意を仲間と共有しながら進めると、ココロの支えになります。仲間がいるのはとても良い境遇です。
また、似た境遇でがんばっている人と情報を共有するのも大変助かります。支え合い、お互いを高め合える人の顔が思い浮かぶ。それだけで、乗り越えられる気になれるものです。
SNSのmixiがさかんなときは「○○の会」的なネット上のサークルがあって、同じ趣味や目標の人でつながれたものです。あれは良かった。
懐古主義になってますね笑 いま似たようなサービスあったらマジで教えて下さい。ハッシュタグよりも強いつながりなんです。
2-4.規則正しい生活

元気があれば何でもできる! (男のVシリーズ) by アントニオ猪木

健康だと、ココロを支えられると感じたことはありませんか。やっぱり、病気をしているとココロが弱くなりがちです。
規則正しい生活…食事・睡眠・運動。基本だけでも構いませんので、心がけましょう。食生活と運動に関して詳しくは前回と前々回の記事が参考になります。
1.場数を踏む
2.知識をストックする。教えを請う
3.仲間をつくる
4.規則正しい生活
様々な見解があるので、上記はメルモールなりの解釈です。アメリカ心理学会では、下記の方法を上げられています。
アメリカ心理学会は、以下の「レジリエンスを築く10の方法」を提唱している[2]。
1. 親戚や友人らと良好な関係を維持する。
2. 危機やストレスに満ちた出来事でも、それを耐え難い問題として見ないようにする。
3. 変えられない状況を受容する。
4. 現実的な目標を立て、それに向かって進む。
5. 不利な状況であっても、決断し行動する。
6. 損失を出した闘いの後には、自己発見の機会を探す。
7. 自信を深める。
8. 長期的な視点を保ち、より広範な状況でストレスの多い出来事を検討する。
9. 希望的な見通しを維持し、良いことを期待し、希望を視覚化する。
10. 心と体をケアし、定期的に運動し、己のニーズと気持ちに注意を払う。
レジリエンス (心理学) フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
抽象的な言い方ではありますが、これらも念頭に置いてみてくださいね。
3.まとめ



がっつり仲間という訳ではなくても、話を聞いてくれるだけでココロが救われることってありますよね。自分の話を聞いてもらうだけでなく、大切な人の話も聞いてあげたいものです。
話を聞いてくれる人がいないと感じていても大丈夫。今は便利な時代ですよ?


どうもどうもー。
MELL MALL HOME
MELL MALL BRUSH UP ブラッシュアップ
手帳研究所 TOP
MELL MALL ONLINE SHOP